花咲爺の詩

貯徳の商人

社会は 永遠に 天国をめざし 人は 永遠に 福神をめざしています。その道に奉仕するのが 愛ある事業です。

 愛ある商人は 喜のこと もの 想いを 創造する商人ですから 美しき人 貯徳の人です。

 愛は 感謝から 生まれます。ありがとうを 常に口にする商人は 愛を生む商人です。 愛と感謝あふれる 豊かな徳の世は 過去 現在 未来をつなぐ 信念をもち、ありがとうの心で 全てとつながって 美しい創造をつづける 経営者が主役であり それを支える 貯徳ある市場から 生まれます。

 事業経営は 投資によって 成果が決まります。

 優れた経営者は 優れた投資家でもあります。

 顧客のニーズを探り もの こと 想いを創造し、 顧客を創造してゆく道が 経営者の道です。 企業の得意技と 顧客のニーズの 絶妙の交点を 見つける能力が 経営センスです。 効果的投資が 企業発展の道です。

 

花鳥風月と よく親しみて 忘我の 喜びを知り

美しき書と よく親しみて まことの美の 喜びを知り

仕事と よく親しみて 美しき技術磨く 喜びを知り

目標をよく磨きて 喜びの道と為すを知る

いのちへの信 いよいよ強まりて

広く 低く やわらかい態度 身につき

真理のことば 他我を越え

喜びの協力 もたらすなり

すばらしきかな 経営の道

 

その経営者に リスク資金を提供し メリットを生む道が 証券投資家の道です。時代のニーズに乗る 企業を 他に先駆けて 見つける能力が 投資センスです。 センスは 磨き抜かれた能力です。 その利益は 計り知れないものがあります。

顧客に奉仕することで 利益を得る 経営者と 投資家は その道づれです。

 愛は喜び 喜びを生む投資が 愛ある投資。その道が 貯徳の道であり センスを磨き 好運を招き 幸せになる道です。




調和は徳の道


 調和のない欲望は 失敗を招き 恐怖心を招きます。調和のある欲望は 信念となり 安心を生みます。

 私は 百尊への 誓いと感謝で 信念を高め、ありがとう百万遍で 調和を高めています。

 楽以興事 わくわくするかどうかで するかしないを 決めています。

 無理なく 無駄なく 美しく 道理で なるほど 当り前かどうか チェックすること 心がけています。

 経営者か 顧客の心に 幸の花を 社員の心に 希望の花を 咲かせようと 希って 行動するように 花咲爺は ふれる人すべてに 希望の花を 咲かせようと 希っています。

 投資家としては 経営者の心に 元氣の花を 咲かせるよう 心がけています。 そして お金を生かすため 喜びの創造に心がけ 真理を知り 天命に生きること わが喜びと 心得ています。

 調和は 貯徳となり 好運となり 幸せの道となっています。




徳の経営こそ継続の鍵


 好調時に 不調に備え、不調時は 辛抱しながら チャンスを捉え存続を計るのが 愛ある商人です。

 経営者の継続には 良い後継者を 広く求め 強く求め 動機づけをしっかりして 厳しい評価の後 決めなければなりません。評価は 品性を第一とし 能力を第二とし 氣力を第三とし いずれも合格が 必要です。 物の豊かさが実現し 自我が 強くなっています。継続には 団結が必要であり 自我は 危険信号です。自我を滅す 明るく 強い目標が 継続には必要です。

 次の世の目標は 豊徳の世です。 徳の経営こそ 継続の鍵だと信じます。

 350年の 平和が継続した 江戸時代は 徳の川で 浄土をつくり 家の継続を 家康にすること 強く信念した 徳川家康公によって 開かれました。 聖徳太子も 二宮尊徳翁も 永遠に 徳を称えていられます。 貯徳は 永遠の光です。




厳しさに 耐えてこそ咲く 梅の花

 所得が下がってしまった人が 多いことは 実感します。変化する 経済市場に対応して 姿勢を変えることが 求められているのです。逆境こそチャンスと 捉えることが 求められているのです。

花に四季あり 商に好不調あり 常変一如にして 事象流転するは 発展の道なり 危機は 発展のシグナルにして 危険を押え 機会を開発せよとの 教えなりと信じ 自己改革に 踏み切りましょう。災い転じて 福となす 私の逆境時の 座右の銘でした。

少年時代の逆境は 日本一の出世物語 『太閤記』で 夢を育みました。

創業期の困難は 品質向上と 効率と 量産の効果を知り 夢と共に 乗り切りました。病は 厳しい 試練となりました。経営を離れ 美しい言葉を咲かせる 恵美寿に生きると決めました。それが ありがとう100万遍と 百尊の教えの著作 そして 花咲爺人生に つながりました。私の逆境は 好運を呼ぶ バネの役割を果たしました。

けなげにいそしむ 大和心の味方 それが 花咲爺の道です。

2006年4月24日
竹 田 和 平